今この瞬間にも、征服王ウィリアムが千年近く前に築いた要塞の中で、六羽の大きな黒いカラスがロンドン塔の芝生を我が物顔で歩き回っている。実のところ、ある意味ではここは彼らの城だ。古い予言がある。いつから伝わるのか、誰も正確には知らない。カラスがロンドン塔を去れば、王冠は落ち、イギリスは滅びる。馬鹿げた話に聞こえるだろう。だが三百年以上、イギリス政府はこの予言を試す気になれなかった。
最初の危機は1670年代、チャールズ二世の時代に訪れた。初代王室天文官ジョン・フラムスティードが塔の中に望遠鏡を据えたのだが、カラスがすべてを台無しにした。器具を汚し、耳をつんざく鳴き声で観測を妨げる。フラムスティードはカラスの排除を要求した。だがチャールズ二世は予言のことを知り、ひとつの判断を下す——今なお語り継がれる判断だ。カラスは残り、天文官が去った。フラムスティードはグリニッジへ送られ、王立天文台は今もそこに建っている。その場所を決めたのは、やかましいカラスの群れだった。
以来、カラスの存在が問われることは二度となかった。塔は何世紀にもわたって専任の飼育係を置き、古い迷信を公式な制度へと変えた。艶やかな黒い大鳥たちがこの敷地に三百年以上居座り続けた——何代もの王より長く、数々の戦争より長く、大英帝国そのものの興亡よりも長く。予言は信じるか信じないかの問題ではなくなった。それは「業務」になったのだ。
予言が本当に試されたのは、第二次世界大戦だった。1940年から41年にかけてのロンドン大空襲で、ドイツ軍の爆弾が街に降り注ぎ、塔も直撃を受けた。カラスたちは怯えて逃げるか、命を落とした。終戦時、生き残りはたった一羽——「グリップ」という名のカラスで、恐怖のあまり自分のいる地面から動けなくなっていた。群れが一羽にまで減ったと聞いたチャーチルは、即座に補充を命じた。彼にはわかっていた。予言を現実にしてしまえば、爆弾では決して壊せなかったものが壊れる、と。
現在、ロンドン塔には七羽のカラスがいる。予言のための六羽と、予備が一羽。一羽ずつに名前があり、性格があり、ファンがいる。「ジュビリー」や「ハリス」のように、観光客の手からサンドイッチをかすめ取ることで知られた問題児もいた。2021年初頭に突然姿を消した「マーリナ」は、まるで国民的な著名人が去ったかのように惜しまれた。カラスたちは名前に反応し、遊びを覚え、通りかかる観光客に「ハロー」と声をかける個体までいる。
このすべてを一人で担うのが「レイヴンマスター」——特別に任命されたヨーマン・ウォーダー、つまり塔の儀仗兵だ。毎日、生肉と血に浸したビスケット、時には卵を与える。風切羽を刈り込んで、敷地内は動けるが遠くへは飛べないようにする。何十年にもわたるカラス一羽一羽の性格、癖、来歴を記した日誌もつけている。政府の公文書ではない。いわば家族の記録だ。カラス語で綴られた。
「触らぬ神に祟りなし」という言葉がある。だがイギリス人は正反対のことをしている。毎朝、神に生肉を供え、羽を整え、名前を呼んで話しかけているのだ。誰も本気で、数羽の鳥が王政を支えているとは思っていない。だが誰もそれを確かめようとはしない。このカラスたちが証明しているのは、論理より強い物語がこの世にはあるということだ。千年の伝統に立つ国は、鳥を養い続け、翼を手入れし、古い予言をささやき続ける——象徴を信じることをやめた瞬間、象徴が守ってきたものまで失われるからだ。
