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建設者と驚異·2/3·1
Photograph of Petra

The place

Petra

砂漠の錬水術

二千年前、砂漠の遊牧民が人類史上最も精巧な水道を築き、その秘密で帝国を退けた

紀元前300年頃〜紀元363年(ナバテアの水道システム)、紀元前312年(アンティゴノスの侵攻)、1963年(鉄砲水災害)Petra

間降水量わずか150ミリ。サハラ砂漠の一部よりも少ない。二千年前、ナバテア人はそんな場所に三万人が暮らす都市を築いた。川沿いではない。湖のほとりでもない。地球上で最も乾いた砂漠のど真ん中だ。噴水があり、プールがあり、庭園まであった。彼らは水を発見したのではない——水を「発明」したのだ。西洋が流体力学という概念に名前をつける何世紀も前に、彼らはその技術を完成させていた。

物語の教訓

最も偉大な文明は征服や黄金の上ではなく、目に見えないものを支配する力の上に築かれる。そして最も危険な富とは、敵に見える財宝ではなく、敵が決して見つけられない秘密の資源なのだ。

登場人物

ナバテア人の技術者たち(無名の天才)
アレタス四世(ナバテア王)
ディオドロス・シクルス(ギリシャの歴史家)
アンティゴノス一世(侵攻に失敗した将軍)
リー・アン・ベダル(考古学者)

出典

Diodorus Siculus, Bibliotheca Historica XIX.94-95 (c. 60-30 BC); Ortloff, Charles R. 'The Water Supply and Distribution System of the Nabataean City of Petra,' Cambridge Archaeological Journal 15:1, 2005; Bedal, Leigh-Ann. 'A Pool Complex in Petra’s City Center,' BASOR 324, 2001; Jungmann, Niklas. 'Rediscovering the Ain Braq Aqueduct,' Levant, 2025; National Geographic, 'Petra’s Ancient Technology and Climate Change,' 2024